今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

動物電気

ちょいと抜け出して下北沢。
演劇を見に行く時はちょっと移動の電車が
ワクワクと不安で入り乱れるのだ。

もちろん大好きな劇団だから心配ない。
ところがあの暗闇って睡魔を誘う。
いやいや、笑ってりゃそんな暇ないだろと
思うのだけど映画でも演劇でも
俺は容赦なく寝てしまう体質。
当然お酒も入れず、黙々と文庫本を
読みながら電車で・・・ウトウトしてたーー!!
あぶない====!!!!!
演劇とライブハウスは全然違います。
がんばって1つの曲を作れば、それは多少形を変えども
バンドは何回だって演奏できるし
お客さんは何回だって聞きたいもの。
ところが演劇ってのは1つのお芝居を作ったら
それを2ヶ月とかでお稽古して1週間公演して
フィニッシュですからね。
その集中力たるや。
平日だというのに会場は満員です。
すごい事だと思うんです。
自分たちの1つの作品を見せる集中力が
良い悪いじゃなくてライブハウスの世界とは間逆です。
その極端な熱量に僕は毎回やられてしまうのです。
お芝居はTHIS IS 動物電気!といった
バカバカしいコメディー。身体を張るという事を
あれだけバランスよくやれるチームも素晴らしい。
すべてお茶の間の限界を少しだけ超えた
それでいて深夜放送の危うさはなく、本当に
昔の良くできたテレビ番組をみているかのよう。
役者の皆さんの顔力の強さや
お客さんとの駆け引き、アドリブとおもいきや
綿密な台本(多分)おそらく毎日変っているであろう
細かいセリフ回しや小ボケ。幾つもの細かい要素が
膨大な練習量によって紡がれていくステージ。
いや~すごいなぁ。
普通に見てても面白く、演劇が出来上がる過程を
想像するのも楽しい。本来の演劇の楽しみ方とは
違うのかもしれないけど、楽しかった。。。
好みだけで言えばもっと破壊的でもいいし
コンプラ無視で滅茶苦茶な方が好きですよ。
それでもこの劇団のパワーには楽しみしかないや。
超楽しかった!ありがとうございました。
特に印象的だったのは
ステージと客席の境目です。
演劇な訳で当然、そこには圧倒的な溝があり
ライブと違ってヤジは飛ばないし飛ばせない。
その溝を動物電気は絶妙のタイミングで踏み越えてきます。
「ここから先は絶対に立ち入るな」と無言で言っておいて
自分であらよっと踏み越えてくるそのズルさ。最高でした。
まだ公演中なんでネタバレは避けますが
最後の1コーナー、見るべき所はただ1つです。
政岡さんの目線。これです。
本当に素晴らしかったです!!!
じゃ、四谷で。