今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

上野翔 に ぶ っ と ん だ !

いきなり呼び捨てですいません。
昨日は四谷早朝ノイズの新星daitengくんに
お願いしてイベントをやってもらいました。
純度120%の新しい世代によるノイズや
インプロの音を浴びたかったので、無理をいいまして。。。
しかし、これが最高だった。
エレファントノイズカシマシはネーミングの
ナイスさもモチロンですがフィジカルの強い
ノイズ・インプロで抜群だったし
daitengくんの自作マシーンによる
演奏は朝聞くのとはまた違って
七色に変化しながらもリズムをしっかりと
感じられる素晴らしいものでした。
ノイズという音楽を語るには僕は
とても勉強不足ではありますが
ゴゴゴー!!という低音とガシャピー!!という
フィードバックの波から自分だけのリズムを
感じてフラフラと楽しむのが大好きです。
時に、想像を絶するサウンドに思わず笑ってしまうほど。
20~30分という時間は時にとても長く感じるし
あれ?もう終わったの??と短く感じる事もあります。
奥深いというか、なんというか人それぞれの
楽しみ方という点において自由度の高い音楽です。
そんな中で、昨日の上野翔さんのライブは
ここ数ヶ月の中でも抜群にぶっとんだ内容でした。
2台のギターをスタンドに立てかけて
恐らく両方のアンプはボリュームマックス、
幾つかのエフェクターを繋いでいるからkジジジという
ノイズが両方のアンプから小さい音で出ています。
それがライブ開始と同時に足元のエフェクターの目盛りを上げて
いくにつれどんどん両サイドからノイズ音が大きくなってきました。
昨日僕はPAだったんですが、「あ、ギターアンプ壊れるな」と
背筋がゾッとしました。ギターを弾いていないのに
あんだけのノイズ音ということは普通に弾いたら
間違いなく飛んでしまう音量だからです。
(大体ライブハウスで出すアンプの音量って目盛り半分位)
しかし上野さんはスタンドに立てかけてあるギターを
取ろうとはしません。じっとイスに座っています。
そうすると両方のアンプが徐々に悲鳴のような
ハウリングを起こしていきます。
フーーーン!!と鳴っていくハウリング音。
それが両サイドから聞こえてきたと思ったら
あまりの爆音の為にライブハウス全体が
箱鳴りを始めました。凄い振動と凄い音量で
一瞬頭がクラっとするほど。
音ってのは化学的には空気振動な訳ですが
「あ~~~目の前の酸素が超震えてる」と
確実に解るほどの振動というか波というか
この時点で僕は店のPAシステムを全てオフに。
純然たる鳴りだけで楽しむ事に決めました。
(アンプ壊れたな・・・と半ば諦めて。笑)
で、すげぇのがその振動には間違いなく音階があって
両方のギターのハウリングがハモったり
コーラスがかったり、和音になったりするんですよ。
よーくみると微妙にギターのネックとか
弦のテンションのとこ触って音階を操っている模様。
これを実に30分弱。ノンストップ響きっぱなし。
本当にとんでもないものを見ました。
なんせ、店中が1つの楽器になってしまい
その楽器の中に我々が閉じ込められているのです。
立つ場所によって聞こえる音も全然ちがうので
フロアのお客さんは恐らく本能的になんですが
ゾンビのように会場をウロウロしているのが
後ろから見て最高に愉快で笑いました。
1つ1つの動作で音が変わり、会場の空気が
変わるのでその所作はまるで生け花の
デモンストレーションを見るかのよう。
後半には耳が死んだのか、脳みそが覚醒したのか
雅楽のような音色に聞こえてきて
なぜか僕の脳内は神聖な儀式みたいに
なっておりました、すげぇ。
世の中には凄い事ってまだまだ沢山ありますね。
いや~~~衝撃だった。また体感したい。

気になった人は上野さんのtwitter
情報を追ってみては。普段は超一流のギタリスト。
https://twitter.com/shoueno
不安だったギターアンプですが、無事でした。
やっぱJC120とフェンダーはガッツあるわ~

素晴らしい夜を届けてくれたdaitengくんに感謝です
次回は7/26の早朝ギグに来てくれます!!!

じゃ、四谷で。