今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

身体を張っていく

僕もね、たまに
「佐藤さん、身体張ってますなー」
と言われるけど
「いやいや、僕なんて全然まだまだっす」
と謙遜じゃなくて答えています。
それはやはり踊り子さんを見ているから。
あの人達を見たら、自分なんてまだまだすぎます。
昨日は四谷の大人な夜シリーズ
「さろんど四谷~女性ホルモンの会~」
でございました。
SM、パフォーマンス、ストリップとまさに
身体1つで勝負する女性の美しくて強い
エンターテイメントの世界。
皆さん、美しくてかっこよかった。
そしてアイドルのライブがそうであるように
お客さんもまた出演者であります。
推しメンの時にタンバリンを叩いて応援したり
「リボンさん」と呼ばれる神業テープ投げとか
日本の大衆に根付いた確かなるエンターテイメント。
それを繋げていく現役の踊り子さんの
強さったらなかった。かっこよかったーーー!!!
終演後はお客さんにたくさん飲み物を
おごってもらうんです。これは自分が飲みたいのも
あるとはおもうけど(笑)お店への為なんですよね。
踊る場所がないと、自分達の出演の場がなくなってしまう。
だから皆で協力して盛り上げてお金を回していくって
凄い事ですよ。これが業界全体として徹底している。
本当に踊り子業界は凄いです、尊敬しかない。
そんな凄いシーンですら、最近では全国の
劇場の閉鎖の話なんかもチラホラあるみたいです。
これだけしっかりとしたエンターテイメントなのに。
原因の1つはやはりお客さんの高年齢化も
確実にあると思います。やっぱりね、そういうことですよ。
しかし、シーンでは今そこに注目した
新しい動きなんかも多々あります。
また踊り子ブーム来るといいな、ライブハウスにも
沢山お呼びしたいと思っているので
皆さん是非チェックしてください!!!!!!
それで本編終了後に名物リボン職人のMさんとお話。
普通の人は紙テープを投げるだけなんですけど
この方はその紙テープの先に自分で切った折り紙を
はさんでいるんです。だからテープを投げきると
踊り子さんの頭上からハラハラと紙吹雪が舞うんですよ!!!
もうね、これを最初に見たときにはビックリしました。
ショーの中で完璧なタイミング・場所でバシっとはまる。
もちろん1つじゃないんですよ。30分弱のステージで
多いときは70本以上投げるっていうんですから。
1本巻くのに相当時間がかかるそうです。
しかも!!昨日は普段に比べてやけに滞空時間の長い
紙吹雪があるな~と思って聞いてみたら
やはり、新しく考えた切り方で切った折り紙とのこと!!!
Mさんはもうね、おじいちゃんです。60超えてるのかな。。
そんな方の未だに超現役かつ探究心の深さにビビリます。
俺が「やっぱ、すごいですね!!」と声をかけると
「ずっとやれる訳じゃないからね」と、一言。
さらに
「弟子が居るわけじゃないからさ、これでおしまいよ」
と。
たしかに別に給料が出る仕事じゃないんです。
ただただ、踊り子さんを応援したくてやってる訳ですから。
弟子も育てようがない。しかもテープを巻くのは本当に
時間がかかるので普通の勤め人ではムリなんだそうです。
「年金じゃなきゃできねーよ、ガハハ」と笑うMさんに
なんていったら言いか解らなくて、思わず握手してしまった。
エンターテイメントを支えるのは
やはりそのエンタメに魅せられた人たち。
そして演者も客も同じスピードで年齢を重ねていく
両方が一緒に引退していく時に
残された会場はどうするのか。
ライブハウスにとって
誰かの物語と一緒に歩むって事は
次の誰かを探し続けるという事です。
なんちゅーか、昨日は打上げ後に
誰も居なくなったフロアみてウルウルと感動してしまった。。
やっぱりすごいわ。
そしてこんな夜を毎回作ってくれる
一条さゆりさんに感謝です。
早く復活して欲しい、四谷で待ってます!!!!!
そんな余韻と共に深夜はREC.
おかげでドラムがいい感じに録音できましたとさ。
じゃ、四谷で。