ライブハウスがこの世に生まれてから今ほどに
「ライブハウス」をテーマにした話題がバンド・お客さんから
発信された事はあっただろうか。
僕はいい事だと思ってます。色んな人が
自分にあったライブハウスを探すのって楽しいじゃん。
バンドもまた然り。音楽業界どーのこーのって前に
目の前のバンドとお客さんがまず楽しんでくれないと。
それが音楽業界の末端の役割ってもんだろうに。
そこに真剣にならなくて、どーすんだ我々。
で、昨日はタイトルずばり「現代ライブハウス入門」です。
これは僕が企画したんじゃなくてね、生生生生~soulcube~って
バンドさんの企画なんですよ。
ちょっと説明をさせてもらうと
このバンドは昨日が初ライブ・初企画。
メンバーさんにいたってもほとんどが生まれて初めてのライブでした。
そうです、彼等は普段ライブハウスに足しげく通うお客さん。
そのお客さんがバンドを結成して企画をしたんですよ。
その動機が凄い。
「普段ライブハウスに来ることのない自分達の友達に
かっこいいバンドのライブを見せたい。ライブハウスに
お客さんを呼びたい」
これですよ。もうね、泣けてくる。
自分達が熱狂するバンドをもっと多くの人に
教えたい、友達に紹介したい。とはいえ
「あのバンドかっこいいからライブにきなよ!」
と言った所で来てくれるかとい言ったら難しい。
ならば自分達でバンドをやれば来てくれるだろうと。
そしたら自分達の好きなバンドも見てくれるだろうと。
良いバンドを見て楽しいライブであったなら
またライブハウスに来てくれるんじゃないかって。
もちろん本人達も大いにバンドを楽しんでやってますよ。
ちゃんと前編オリジナル曲を作ってきましたよ。
それにしてもこのスタート地点でのライブって
俺のは初めてのケース。そんなにライブハウスを好きで
いてくれて俺が言う事じゃないけど、ありがとうございます。
ありがとうございます。
そしてこの日は通常の1D¥500という制度を見事に破壊して
1枚¥100の金券を8枚お客さんにお渡ししました。
ドリンク・フード・バンドの物販と全てそれで購入できます。
これはある意味勝負なんですよね。
ドリンク飲んでもらえなくて全部フードとか物販にいかれちゃうと
お店としてはちょっと痛い。いつものドリンクの収入なくなるし。
でもね、結果としては普段より売上ありました。
お客さんが駄菓子屋で100円握る少年のごとく
アレ買おう、コレ買おう、1枚余ったからバンドのステッカー買おうとか
思い思いに楽しんでくれてるのがわかります。
これは面白い試みでした。これが機能する状況もわかりました。
ちょっとまたナニカの企画でやってみよう~~っと。
いやー凄い夜でした。
みんな!ライブハウスをよろしく!
じゃ、四谷で。