リアルタイムにライブを見る事ができなかった。
せめてあと5年早く生まれていたら、90年代の
ロック激動期間に青春を駆け抜けられたんだろうなと
よく思ったもんです。
でも現在30歳にして僕はこの
JUNIOR BREATHという大阪のバンド
をリアルタイムで体験できる事を
なによりも幸せに思うのですよ。
彼等と同じ世代に生きてよかったと。
そんな彼等の渾身のCDが西は大阪・新世界から
全国発売です。明日11/9に全14曲入りで。
[Good morning, Good night and Good bye.]
1曲目「ノートワ」からミドルお祭りテンポの多幸感溢れる
曲でいきなり「なんとなく終わりが来るのを知ってる」と
パーティーの真理をつげたかと思えば
5曲目「ダグアウトを聴いてた」では恥ずかしげも無くブルーハーツへの
愛を解る人にしか解らない方法論で展開。
この時点で笑っちゃうほどのロックバカ加減が
最高です。何度もドキドキする。あの日の少年のように。
続く7曲目「王様の行方」には清志郎へ向けたバンドマンの吐息と
叫びが夜に向かって放たれていて、所々にオマージュという名の
遊び心満載。ああ、この人は本当に好きなんだなぁと感じます。
12曲目「高架下のメロディー」はボーカル・ホシヲくん自身が
働くライブハウスでの愛と哀が溢れるまで注ぎ込まれていて
13曲目「ミラーボール」ではその対象が
全ライブハウスユーザーに広がる。
『ミラーボールは涙で出来ている』と歌うこの曲は
その涙が誰の涙かを歌わない。
でも俺達はあの球体がなんであんなに光るのかを知っているんです。
ライブハウスでちょっとでも遊んだ事がある人だったら
なんか無性にウオオオ!!ってなります。揺さぶられる。
アルバム最終曲「夜のラヴパンク」はこのバンドが持っている
もはや後戻りなんて出来ないんだという悲痛さすら
感じてしまう程の純粋とロック少年の結末が歌われてまして
涙なしには聞けません。全人類が聞いて涙して歌うべき。
とりあえず、すげーアルバム。
サンプル盤もらったけど買う。
みんなも是非。
じゃ、四谷で。