今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

【今回のリリース裏話】戦うお金

さて、改めまして久しぶりに我が

OUTBREAK RECORDSから新譜が発売されました。

お相手はオープンからまさに共闘してきた

_ _ _ _*(テイヘン)でございます。

彼等のキャリアの中でも初の全国流通音源。

公私共に深い仲なだけに感動もひとしお。

昨日からの佐藤のツイッターはもうこの話題のみ(笑)

エコひいきとかじゃなくて、レーベル業務として

捕らえて下さいな。当然エコひいきもはいってるけどさ。

それもこれも執拗に求められたからこそ。

打てば響く男ですよ、私。

そしてそれにともなって、ナタリーというサイトに

インタビューが載りました。じゃじゃん!!!

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http://natalie.mu/music/pp/teihen

で、どさくさに紛れて俺のインタビューも!!

02.jpg

http://natalie.mu/music/pp/teihen/page/

うはは、まさかの裏方がナタリーデビューという

目立ちたがりすぎだろ、俺・・・

是非読んでくれたまえ。ぬふふふふ。

で、ここから先はちょっとこのリリースについて

深い所の話をしておこうかなと。俺メモも含めて。

超長くなるので次官がある人だけ

佐藤です。

まずは、今回のリリースに俺はどこまで関わろうかな?と。

仕事の範囲をどこまで逸脱しようか。それを考えました。

答えは1つ、やれるとこまでいっちゃえと。

ただ、1つの形として実働部分はすべてバンドに

お任せしようと思いました。レコーディングやプレス、ジャケットデザインとかね。

いっちゃえばその費用もね、思いっきり丸投げです。

その代わり、俺はこのCDを売るために必要な

人間パワーを集めようと思いました。

宣伝してくれる人、CD屋さんに営業をかけてくれる人

どのように宣伝するのが効果的なのかを

一緒に考えてくれる人。そういえばPVを撮っていただいた方も

アーティスト写真を撮ってくれた方も、レコーディングを

してくれた方も元は俺が彼等に紹介したんだっけ。

まーそっからは話が早いですよ。

僕はひたすらそういった協力者の方々と飲んだのです。

自分の思いとビジョンと考えを伝えたり、

まぁ7割以上はどうでも良い話でしたけどね。

そういった中で方向性が見えてきた。

・アルバムの前にシングルを出そう。

・そのシングルはライブ会場で売るのはやめよう、CD屋さんのみにしよう。

・限定500枚にしよう、値段も¥500にしちゃおう

大きくこの3点でした。

アルバムを売る為のプロモーションとしてのシングルって位置づけですね。

で、早速幾つか障害が出てきました。値段が安すぎる為に店舗も流通も

儲けが極端に少ないこと。物流の関係で赤字にすらなるかもしれないって事。

で、担当の方と何度も話をしてタワレコとユニオン限定にしぼれば

物流の問題はなんとかクリアできるとの事。あとは問題の商品の力。

これはメンバーがクリアしてくれました。渡したデモ音源は好評を得て

ライブを見に来てもらってさらにダメ押しと。

ただもう1つ問題があって、ここまで無理してリリースする以上

「必ず発売後に早い段階で500枚を売り切る事」 が絶対条件。

そうじゃないとアルバムのマイナスプロモーションになっちゃいます。

店舗に「ん?テイヘンってメチャ売れるじゃんか!アルバムは力いれるぞ!」

と思わせるのがこのシングルの最終目標ですからね、内部的には。

で、これは宣伝としてしっかりとなんかのメディアに

露出しないと無理だろうと。無名も無名、アンダーグラウンド

彼等ですからね。ライブハウス界隈では多少名が知られていようと

そんなもんはCD屋さんの前ではなんの意味も成さないのは知ってます。

という事はこのシングルの戦う場所ってのは

・まずは絶対にCD屋さんに500枚全て発注してもらう。

(発注が掛からないと発売日になっても店頭に並ばないから)

・視聴機にガンガン入れてもらう

この2点。あとは偶然手に取った、聞いたリスナー次第。

じゃ~この2点をフォローする最も効果的な宣伝方法はなんだろ?

意外とすんなり決まりました。

まず雑誌はありえない。そもそも知らないバンドのインタビュー記事なんて

読まないでしょ??CD屋バイヤーさんへのアピールも低いし。

テレビ。これも金銭面で圧倒的不可能。ケーブル/街頭テレビとか

色々考えたけどこれも金銭面で折り合いつかず。

じゃあやっぱりwebしかない。CD屋バイヤーさんにも一般のリスナーにも

届くもっとも効果的な媒体は・・・

ああ、ナタリーだ。

ってな感じです。そしてナタリーの中の人達は実は佐藤や

四谷と縁深い人達が集まっております。僕は早速連絡を入れて

詳しい話を聞くことにしたのです。

その結果が一番上に書いたインタビューです。

バンドの単独インタビューとしてではなく

ライブハウスシーンというテーマに絡めた露出。

ナタリーでライブハウスシーンに言及した事は

今までなかったし、こりゃ普通にやるよりいいじゃないかと。

ライターの西廣さんも乗ってくれました。

インタビューもあれ、4時間以上じっくり話を聞いてもらって

膨大な原稿からあれが抽出されてますからね。

その労力たるや、とんでもないものですよ。。

そんな感じで露出も決まり、いざ出陣。

流通の会社の方々とさらに飲みまくる日々が続きました。

あーでもない、こーでもない。僕はCDを売るプロじゃないから

発想のアイデアも貧困。でも彼等プロと話をしていると

あれよあれよと色んな案が出されて、あれよあれよと

決まっていくから不思議です。

結果、無事に500枚のオール発注!!

タワーのほとんどの店舗に視聴機が!!

昨日からアップされたナタリー記事もアクセスを伸ばしてるみたい。

ああ、よかったなと。昨日メンバーとCD屋さんをまわりながら

実際に置いてあって、ポスターとかも貼ってくれてて

大きいポップもあったりして、無名のアングラバンドにしたら

意味不明な扱いですよ。ありがたい限りです。

この場を借りて関係の皆さんに御礼を。

で!!!!!

こんなに長く書いといてすみませんですけど

ここからが本題です。

えー色々書いたけど、お金かかりますよね。

宣伝すると。

僕は常々フリーペーパー各種や雑誌の

広告ページやそれに付随するインタビューページが

大嫌いでした。なんで金を持ってるバンドが

「かっこいい!!」という記事を書かれなきゃいけないんだと。

世の中にはもっとカッコイイ、世間に紹介されるべきバンド

がたくさんいるのになと。宣伝ってのはお金の勝負なのかと。

まぁ商売原則、大人の話は重々承知してるから

それはそれで納得してるんですよ。

でも今回はそんなやつらに絶対まけないぞって

個人的に凄くあって。

そしてこの店をオープンした時から、いつか戦ってやると

思って細々貯めてた貯金がありました。実は今回の

宣伝費これ使ったんです。別に良い話がしたい訳じゃなくて

「お金を使って、無名のバンドを世間に認知させるには?」

ってケースを実験したかったんですよ。

この位の金額を突っ込めば戦えるってのは知りたかった。

CD屋さんに発売日にちゃんとCDが並んで、視聴機にはいって

偶然手に取った人が買うか買わないか判断出来るところにまで

持って行きたかった。

実力がちゃんと正当に評価される状況を作りたかった。

だからタイトルどおり「戦うお金」なんですよ、これ。

「俺達はなんで世間から評価されないんだ!」

「金さえあれば、宣伝さえあれば・・・」

「俺たちの音楽はちゃんとした宣伝さえあれば売れるのに」

とか、どーでもいい言い訳をしたくなかったし、

あいつらにもさせたくなかった。

だからこういう風に戦ってみました、今回。

我ながら実力を正当に評価される土俵に

このシングルを上げた自信があります。

あとはどう評価されるか、あああ!!楽しみだ。

金がないから評価されないんじゃないぞ。

評価される土俵にまずあがろうぜ。

そのために金が必要ならはたらけばいいじゃないか。

貯めればいいさ。それはそんなにかっこ悪いことじゃない。

僕はまた今月から細々と「戦うお金」を貯めようと思います。

まぁ、CDバカ売れすれば回収できるしね。そんな美談じゃないよ。

だから今日もライブハウスでみんなと遊びながら

次の戦友を探すのであります。

あー書いた書いた。すっきりした。

あ!!これは言っちゃダメとかあったかな。

まぁ、いいでしょう。これからのバンドマンの為に

お許し下さい。

最後のリリースにまつわる外部要素全てを

俺に預けてくれた_ _ _ _*(テイヘン)の

全員に感謝。全部事後報告だったしね(笑)

「これやるから」

「ハイ」

だったもんな・・・

よし!!バンドマン諸君!!一緒に戦おうぜ。

この位はやるからよ!!!連絡まってる!!!

boone4649@gmail.com

じゃ、四谷で。