今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

「あなたはどう考えますか」 この言葉から、始めたいと思う。

文化的で芸術性の高い物、まぁ正直ライブハウスにいるとそんなもん無縁だ。美術館いくより居酒屋行きたいし、展示に見に行くなら帰りに居酒屋がセットじゃなきゃ嫌だ。映画館行く前にはお酒飲んじゃってすぐ寝るし、観劇する時はトイレを我慢して毎回死にそうになる。

それでも文化的なものに触れるのをやめないのは、正直怖いからだ。自分の中の感受性というかインプット量というか、狂ったようにカルチャーを摂取しようと足掻いていた高校生の知識貯金を食いつぶした40歳が好きな映画も本も音楽も藝術も語れなくなったら、それはちょっと面白くないじゃない?

驚け、イベント告知である。

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片岡フグリという男と1時間に1人ゲストを迎えて12時間のトークライブを行うことになりました。無観客生配信、なんだ、この面子は。

*グルパリ(テコの原理) / シンガーソングライター
*平野勝之 / 映画監督
関口マーフィー(うしろ前さかさ族) / バンドマン・配信企画
半澤智朗 / グラフィックデザイナー・映像作家・VR
*西澤裕郎(StoryWriter) / WEBメディア・雑誌 編集者
川勝小遥 / インスタレーション作家・アートプロデューサー
ミソシタ *収録配信 /ポエムコア系バーチャルYouTuber
*毛利嘉孝 / 教授 : 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科・音楽学部音楽環境創造科
關伊佐央(スキゾ音楽家)


僕と片岡くんでお呼びしました。わかりやすくお名前に*マークがついてる方が僕がお声がけさせてもらった皆様です。ありがたい事にバリエーション豊かすぎる、きっとこのブログを見ている人には馴染みのない方が多いと思いますが、触れてみて欲しいなぁと切に思います。

俺は正直、怖いから文化に触れる。でも皆はきっと好奇心で触れる事が出来る人たちばかりだと思う。もしこれを読んで気持ちがピン!って動いたら迷わず俺たちに¥2000を払うのだ。その価値はある12時間だと思います。家で配信見てくれ、アーカイブも1週間みれる。チケットここからどうぞ

hor-outbreak.com

 

一緒に喋る片岡くんとはもう何年の付き合いになるか。クラウドファンディングでトイレ工事をした時にトイレの葬式をやってくれた人だ。今も昔も彼の感性を俺はひたすらリスペクトしている。考える事をやめたらおしまいだろ?こんないい機会めったにないぜ。

最後に彼の発言を引用しよう、12月の展示の時に遊びに来てくれた彼が珍しく熱っぽく「佐藤さん、なんかやりましょう!」と声をかけてくれた時の話。

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2020年12月に四谷アウトブレイクで行われた、
考え得る機材や備品を全て撤去し、空っぽになったライブハウスを体験する『もしもアウトブレイクが無くなったら』に足を踏み入れた際、そのあまりの壮絶さに俺は言葉を失ってしまった。
展示やインスタレーション、表現というにはあまりにも傷だらけな現実がそこにはあった。
とはいえ、一歩会場から外に出てみると、アウトブレイクならではの(大量の差し入れをメインとした)酒宴と佐藤店長お得意の大回しが繰り広げられており、ご相伴に預かった俺が高級シャンパンと先の感動に酔った頭で「(店長、)一緒に何かやりましょう」と口にしたことが、「場所」としてのライブハウス、そして「現場」としてのライブ体験をあらゆる観点、様々な立場の人々と問い直す、このイベントの発端である。
「そんなこと言ったって、ライブハウスはもう難しいんじゃないか」
決して諦めではなく、ひとつの時代の推移としてこの状況を捉えている方もおられるだろう。
(年の瀬を迎えている現在も、バラエティ特番の幕間に「都内感染者1000人超え」という、迎春とは程遠いニュースが差し込まれるアンビバレントで危機的な状況は続いている。)
それならそれで、あなたの考えを聞かせて欲しい。
答えは出ないかも知れない。
納得にさえ、辿り着けないかも知れない。
そもそもいちアーティストに過ぎない自分にとって、あまりにもビッグワードな問いかも知れないが、大好きな「場所」や「体験」が傷だらけになっている。
この現状とこれからに、言葉を与えたい。
「あなたはどう考えますか」
この言葉から、始めたいと思う。
2020年12月31日 片岡フグリ

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じゃ、四谷で。