今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

太古からの手紙

日々思う訳でありますよ。バンド活動するにあたって「ライブハウス」という存在はなんなのか?と。我々(40代前後)のライブハウス感ってのは当然今のソレとは違う訳で役割も存在意義も変化しているのは当たり前です。だから若手スタッフを起用し、自分の価値観をアップデートし、新しいメディアや媒体、音楽サービスに飛び込んでは撃沈を繰り返す。まぁどの職種も当たり前の話だと思うんですが。

単純な話、ライブハウスの需要ってのは出演者にもお客さんにも狭く深くなってるんですよ。しかし色んな娯楽やSNS、年代に問わず使えるお金の上限、その他諸々に領地を奪われながらも本質の楽しさは変わらずにいると僕は思っています。

まぁ、ただ正直に言えばそれも『俺の仕事だから!これ無くなると困るしさ!』バイアスも充分にかかっているのは解ってる。誰だって自分の仕事を「はい!これ終わってるんで!!」という人いないもんね。そして追い打ちをかけるように時代の変化と共に家賃と人件費、酒代は上がる一方なんだから我々は日々数字と格闘しているのであります。全てのライブハウス労働者に幸あれよ。





興味がある人だけ読んで見たら良いと思う。そっちはそっちで任せた。俺は俺のフィールドで戦うし、夢のある話をこれからしようと思うよ。

昨日はカドアキツヨシバンドのレコ発ライブ。録音は僕は担当させてもらってアウトブレイクの深夜帯を利用してコツコツ録り進めていたもの。ミックスはメンバーにお任せしてやっとこさ仕上がった。とても良い出来になっていて嬉しい。


この日からバンド名も変えての新体制。新しい名前はnever Nobember、対立候補で最後まで残っていたのは「素晴らしいパン」だったそうな。俺はそっちのほうが好きだったけどな。しっかりとした土台のバンド演奏にカドアキツヨシの歌がしっかりと収まっていて良かった。ここからその枠組みをどう外れていくのか、それだけが楽しみだ。

そして久しぶりの出演となった「あみのず」ここのボーカルのめいちゃんはいつでも終演後に「今日のライブはどうだったか?」を執拗に聞いてくるから好き。どこのライブハウスでも同じように執拗に聞きまくってるんだろう。さすが成長が早い。



本人はいくつかの要因で納得できない悔しいライブだったみたい。一番の悩みはバンドの中でボーカルの位置だろうな。歌が前にドン!と出てないと成立しないバンドなので毎回色んなライブハウスでその辺をどうするかが問題だ。ただ「ボーカルが聞きづらい、歌詞が聞き取れない」ってのは音量だけじゃなくて音質、バンドのアンサンブル、声量、言葉の選び方と様々な要因があるから難しいんだよな。

そういう時、いつもアドバイスしている事は

「1曲の中で1行絶対これは聞かせたいという所きめるのだ!」


という事です。その箇所は超気合入れて歌うし、歌が聞きやすいアレンジを考える。初見の人が全曲の歌詞を聞き取るってのは至難の業ですが歌詞が刺さらないとやっぱり新規客のゲットって難しいんですよね。それ故の1行で殺せシステムです。6曲あれば6回のチャンスがある。客がつかね~~~と悩む人はこの数回のチャンスをものにできなかったんだと考えると対策も練りやすい(音楽的に)

そんな話をめいちゃんとじっくり。この人の悩んでる顔は面白くていつも写真を撮ってしまう。フォトジェニック!!!!!!!!!!!!!!

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事務所で「ぐううううう」と悔しがる人。

あとアウトブレイク初登場となりました一二三四五六。なんとなく存在を知っていたけど初めて観ました。昨日はバンドバージョンという事でしたが面白かった。


彼の書く歌詞はまさに今のネットスラングを沢山使ったキャッチの強い楽曲なんですがそれ故に聞き手の想像する余地をなくしてしまっているような気がして、一二三くんの独特の天邪鬼感を出すならその言葉にもう1つフィルターをかけてあげると面白いのじゃない?という話を偉そうにした。ちゃんと聞いてくれておじさん嬉しい。

ライブハウスの裏側ではいつもこんな話が飛び交ってるのです。お客さんは知らないし、まぁ知らなくてもいい事なんだけどそれを知ったら少しはライブハウスに興味もってくれるかなと僕は毎回このブログを書くのです。もやもやしてるバンドマンやお客さんの為に出来る事、僕なりのやり方。

たまにはライブハウスで会いましょ

じゃ、四谷で。