週末。
3連休全て現場仕事にオールナイトと
文章を書く時間がぜんぜんない。
現在、OPEN前のご飯高速で食べるタイム。
カロリーよりも文章を書く。
なんせライブハウスの最高と最低を
ドカーンとこの48時間で見てきたからだ。
金曜、四谷は大阪扇町と化した。
東京サックという企画だ。
大阪・扇町のpara-diceというライブハウスの
猛者達が大型バスに乗り込んで東京に来る。
イベントの歴史は長く、アウトブレイク開催は2回目。
僕の大好きなライブハウス。
「なにも無いんだけど、全部あるライブハウス」
それが扇町para-diceなのだ。
タイムテーブルを見ての通り東京勢を
交えながら朝までぶっとおしライブ。
さらにそのまま伊豆へ行って
温泉旅行をかますという
なんともまぁ、タフな企画。
結果、最高。
出演者のクオリティーもさる事ながら
全員が全員、ライブハウスを本気で楽しむ。
大阪が東京に乗り込む!という図式だけど
たぶん関係ない。
ライブハウスに本気な人が集まる夜。
もうそれだけで最高なのだ。
フロアライブの1コマ。出演者との距離5センチ。
なんでこんなことになるんだ
当然、その本気を迎えうつ我々も本気。
ヤバすぎるタイムテーブル。
全バンドリハーサル無し。
それを嬉々としてこなす四谷スタッフ。
もうね、本当にこの人達凄いな、と。
で考えてみれば
ライブが最高、人も最高。
であれば自然とスタッフも最高の仕事ができる。
心の底からこのイベントを成功させよう!って
気合が入るんですよ。
お互いにお互いを信頼して預けてくれる。
これはライブハウス冥利に尽きます。
東京サック2018 at 四谷アウトブレイク
— アンデア Andare (@andduo) 2018年10月6日
皆様、ありがとうございました。ハンバーグオムレツ、ジャカランタン、観て下さった皆様、共演の皆様、そしてそして、四谷アウトブレイクのスタッフの皆様、最初から最後まで完璧にご丁寧なお仕事、見事でした。スタッフ全員MVPです。
ありがとうございました。 pic.twitter.com/eShNdkC0v3
僕も仕事の合間を縫ってAndareでギター。
楽しかった。。。
これが最高体験。やっぱりライブハウスは素晴らしい。
そして最低なのがコレだ。
まぁ僕は体験している訳じゃないけど
とてもドヨーンとした気分になった。
まじで不愉快だわ。うちらがライブやった後に大トリですって言って謎の出演者出てきて物販邪魔されて時間変更されて、うちらは何も聞いてなくて。鉄屑廃棄の客は600円でうちらのお客さんは1900円で入って。まじで申し訳なさ過ぎるし最低。
— 椎名ちゃん (@asayake_nyanyan) 2018年10月6日
ブッカーとしてどうなんですかジャケさん。説明してください
興味ある人は色々遡ったらいいのだけど
要約すれば
①ブッキングライブの最後に出演したら
追加でもう1組の出演が決まっていた。
②さらにそれはテロワンマンライブと呼ばれ
入場料も違う(安い)し、予定してた終演後物販にも支障が・・・
③メンバーがブッカー(主催者)に怒る
という流れ。
自分の考えとしては全てはこのやりとりに集約されます。
全国のライブハウスで働くブッカー、ブッキング、ブッキングマネージャーの皆さん。「ライブハウス勤務のブッキングを主たる業務とする人」の新しい名称を考えましょっか。
— 佐藤boone学@四谷アウトブレイク店長 (@boone4649) 2018年10月6日
ここから
マナブは「呼称の改定を提案して一笑に付す」か。そんなもんかね。確かにちゃんと見たら箱付きじゃなかったけど、箱のスタッフと区別できてりゃいいのか。一部内容を預けてるンだから同じでは。仕掛けたとしているブッカーこと主催者も、それを許可した渋谷La.mamaも、機会があれば、またやるのか。 https://t.co/eQ6bAKom8U
— マコニ(俺夜) (@makony) 2018年10月6日
こうなります。
僕もちょっと覚悟が足りなかった。
この話題はライブハウス全体の問題。
明方の脳みそでグルグル考えて
箱のスタッフだったらあんな事絶対しないだろうな、と思って書きました。ホールレンタルの内容についてライブハウスと主催者が特殊な演出を含む場合に「機材破損」や「お客さん/出演者/スタッフの安全」を協議するのと同じで「演者達の尊厳」も考える必要があります。そこは十分に理解しています。 https://t.co/pNmdMmsfD9
— 佐藤boone学@四谷アウトブレイク店長 (@boone4649) 2018年10月7日
昔の事を思い出した。10年前位。
ブッキングライブ全5組の出演者。
トリのバンドが30分の演奏枠を
50分にしてくれ、と頼まれた。
お客さんの動因も見込めるバンドだし
確かレコ発を兼ねいていたんだっけ。
タイムテーブル上は余裕があったし
了承したんだけど
その流れを含め最後のバンドが
50分やりますというのを
他の共演者に伝えずにいたのだ。
当時の自分としては
最後のバンドだし、まぁいっかの
軽い気持ちでいたのだと思う。
その日のライブ終演後に
トリ前のバンドから滅茶苦茶怒られた。
「今日一日、同じ土俵で戦っているのに
無断で何故そういう事をするのだ」
その時にとても後悔したんだよな。
そしてどっちの出演者にも
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
出演者に了承をとっていれば
起こらなかった問題だったし
なにより、最初からその話込みで
ライブに誘うべきだったのだ。
全くです。歴史が長い会場やキャリアある店員、良くも悪くも村文化であり小さなコミュニティーだからこそ守るべき事があると思います。出演者が自分の居場所を選んで自己防衛するのも必要ですが、それ以上に我々が気を使わないとです。このままだと焼畑農業で最終的に荒地が残って終わります。 https://t.co/8QRk4G7s2K
— 佐藤boone学@四谷アウトブレイク店長 (@boone4649) 2018年10月7日
ライブハウスシーンはそれぞれが独立した国家です。
そこのルールがあるし美学がある。
でも俺達ライブハウスの店員が絶対に
守らなきゃいけない事は共通なはずだ。
自戒を込めて改めて
まだ歴史としても文化としても
浅いライブハウスなんてもん
適当な事してたら
そのうち誰も来なくなっちゃうよ。
しっかりやろう。
じゃ、四谷で。