今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

坊主バンド、ワンマン!全曲勝手にレポート!!

昨日は楽しみにしていた坊主バンドのワンマンライブ。
メンバーほとんど坊主(1人は葬儀屋さん)による
お寺で生まれたバンドです。
メンバーさんは四谷荒木町で坊主BARを経営しており
こちらも店員さん全員坊主という。

徳が高いカオスの最前線なバンドです。

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もうね、兎に角たのしすぎた!!!!
月曜なのに満員!ありがとうございました!!





エンターテイメントの極地を見ました。
で、これって真面目に考えると凄いことで
本当に考え抜かれたショウでした。


・コンセプト
メンバー殆ど坊主という最強の組み立て。
これによりMC、物販、衣装にいたるまで
全ての統一性が生まれる。


・ライブ本数
少ない、その分ワンマンやツーマンを中心に。
お客さんが集中でき、ライブの多幸感が増す。
本業を邪魔しない。

・楽曲
尺八ソロや木魚な取り入れつつも
非常にシンプル。
歌詞を聞き取らせるに特化した抜きのアレンジ。

・声
さすが坊主、とにかく抜ける。
歌詞にお経だけの曲もあるのですが
これが本当にトランスできる不思議。

分析すればするほど凄いのですが
ここで昨日のセットリストをご紹介。
勝手な解釈で解説します。
興味を持った方はライブハウスで会いましょう。



①青雲尺八ソロ
冒頭、あの名CD「青雲」のテーマ曲を
尺八ソロで演奏。一瞬でライブハウス全体が
「ああ、これから坊主や…」
という謎のドキドキ感と、その曲か!という
細やかな笑いが生まれる。

②ボーズトゥビーワイルド
BORON TO BE WILDを豪快にモジった。
坊主でさえキャッチーなのに要所要所に
こういった名曲オマージュをぶち込むのは
長尺のライブを飽きさせない防衛本能か。

③クリーンクリーン坊主
身も心も部屋も掃除して徳を高めろ!という
メッセージソング。この辺から当たり前の事を
言うだけなのに何故かありがたい気持ちになる
バンドマジックが発動する。
竹法規を88本(?)ギターだ!と
エアギターソロをするあたりメンバーに
メタル信仰者がいる模様。

④煩悩ファンク
煩悩はなぜ108つなのか?を解説するファンクソング。
四苦八苦(4×9+8×9)で108つなんだって。
ちなみに除夜の鐘を打ち鳴らしている時に
数を忘れてしまったらしれっと96から声を出すんだとか。

⑤おみくじ順番ロック
大吉→中吉→小吉?
あれ?大吉→吉→中吉だっけ??と
誰しもが思うおみくじの正しい順番を
ひたすらに連呼するだけのハードコアソング。
他曲でも披露されるが、早口が異常に上手。
正しい順番を印刷したラバーバンドが物販にあった。
全ての物販は曲と連結しており商売上手さが凄い。

⑥てら・テラ・寺
おそらく初披露されたであろう新曲。
神社と寺の違いを歌ったパンクナンバー。
正直、自分も全然違いが解らないのだが
坊主いわく「サッカーと野球ぐらい違います!」
コールアンドレスポンスならぬ
コールアンドテラポンスが会場で沸き起こる

⑦イージュー☆ショクライダー
民生の名曲をもじったシンプルなロックンロール。
「坊主に一番必要なものは数珠でも木魚でもない!
原付なんだ!!お盆4日間で全部回るのムリ!!」
という坊主あるあるを声高らかに宣言。
間奏ではフロアを2ケツで暴走する一幕も。

⑧ご縁ソング
生きているのはご縁あってこそ、という
坊主らしいメッセージソング。
全曲の中で一番メロディーが美しい人気曲。

⑨ぐるぐる
六道を説明してくれるお勉強ソング。
ここで物販の輪廻タオルが大活躍する。
坊主バンド物販はデザイン性も非常に高くて
かわいいのが凄い。

・ここで前半終了。「飲み物のおかわりを!」と
促してくれるあたりがさすがBAR経営者。
休憩中にせっせと物販を売る姿も確認できた。

・牧師登場
後半スタートのMC中に宿敵、牧師ROCKS(こちらもメンバー全員牧師)の
ベースボーカル関野さんが登場。
この日一番のパワーワード「マリア様を仏壇に閉じ込めるぞ!」と
安定のプロレス感で会場を沸かせ
アムロのCAN YOU CELEBRATE
(坊主バンドメンバーの結婚を陰ながら祝った)
自身のオリジナルソング「アーメン」を熱唱。

坊主が再び戻ってきて
「おまえら宗教ならなんでも盛り上がるのか!!」と
安定のプロレス泥試合。このやりとりが楽しみに
来てるお客さんも多いはず。平和な宗教戦争!!!!!

じゃあこっちも!と坊主バンドVOの色即是空男が
アコギ弾き語りでオリジナル曲を2曲。
これが独特な4畳半フォークで最高だった。
この日、日米での配信ソロデビューの発表もあり。
じっくり聞きたい。

⑩観音経
牧師が撤退して再び本編に戻る。
観音経を読み上げるだけの曲だが
ここでもやはり坊主の言葉の流暢さと
延々くり返される言葉の気持ちよさにトリップ。

⑪懺悔文
教会にも懺悔があるように寺にも懺悔がある。
ちなみに寺では懺悔文(さんげもん)というらしい。
お経を読む前に
「色々あるからお経の前にリフレッシュしよな」
という意味合いで読むのだとか。
いちいち為になる。
GO!GO!という掛け声をお客さんと熱唱。
ちなみに「業!業!!」とのこと。


⑫きみは僕の菩薩だぜ
自分の存在価値に悩んでいる人に贈る
こちらも坊主らしいメッセージソング。
こんな言葉で自分を肯定されたら
ああ仏教徒になろうかな、と思ってしまう。
こうやって女性を口説くのだろうか。功徳。

⑬洗脳のロック
色んな事に洗脳されてるんじゃない??という
一瞬政治ネタか?と思わせるタイトル。
実際の所は一切関係なかった。
坊主バンドのMCでは時事ネタを多少いれてくるが
政治などの話題には一切ふれない。政教分離しっかり。

⑭88参る
88箇所のお遍路参りをRAP調で。
エミネムの8mileとかけたヒップホップソング。
四国の寺を延々とラップする内容で
ご朱印帳を見ながら歌っていたけど
あんなに徳の高いカンペは初めてみた。

本編終了、アンコール。
お客さんが「輪廻!!!輪廻!!!」と
アンコールをするあたり観客も完全にわかってる。

・ここでMC中に神主が登場。
次回のライブでは神主が襲来というアナウンスと共に
年末に坊主VS牧師VS神主の3マンやるぞ!と発表。
是非四谷でやってください。

⑮坊主の一週間
ロシア民謡「1週間」替え歌で
坊主の1週間の食生活を歌う歌。
沢庵で茶碗を洗うがどんどん変化していくのに爆笑。
最後に何度もラストのフレーズを
リフレインするのだが、メンバーがどんどん壊れて
ポゴダンスみたいに踊り狂う姿が超エモかった。

⑯ぼーずうおーず
楽しすぎて覚えてないや。。。

とんでもなく濃厚でした。
要所で「慈悲ってるね!!!!」って叫んでて
あ~慈悲ってるわ~と思ったので
完全に洗脳されたと思います。

為になりました。

じゃ、四谷で。