今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

ファンクラブ作る前に新曲作ろう。

音楽とビジネス、僕もお店の店長としては
やっぱり気になる部分だし逃げれない部分。
それと同時に「金じゃねぇよ!!」と
はっきり胸を張って言える部分もある。
だからこそバランスって大事です。

さて、こんなのを読んだ。

taiiku-cawaii-japan.hatenablog.com

 

この考えはこれからもっと広く浸透していく気がする。
コアなファンの人にはコアなサービスを提供して
いつもより多くお金を払ってもらいましょう。
そういう事ですよね。

ファンの総数を増やす為にする努力と同時に
現状のコアファンをよりコアにする。
沈めるというか、囲い込むというか。
作戦としてとても正しいと思います。

差別だ!って反論もあるけど
でも基本的にはパン屋のポイントカードと
変わらないと思うんだけどな。
しつこく書かれている「+α」って事だもんね。

でも、こうしないとあれだけ売れてる人でも
厳しいって事だもの。音楽で食べるとは大変な事だ。

でもこのサービスがライブハウス、僕の周りで
どうやって活かせるか?って言われると
難しいですよね。

そもそもコアファンが居ないって寂しい話は置いておいて
結局、数少ないファンには既に手厚くサービスを
してしまっている訳で。接触しかり会話しかり。
それを有料化ってのも難しい話ですよね…

僕がこの岡崎体育サービスで凄いなぁと思ったのは
次の一歩の為にある程度ファンが離れるのを
覚悟しているよな、って事なんですよね。

でもそのファンって誰だろう?と思うと
ファンというか、認識してくれている人なのかな。
つまり名前は知っててYOUTUBE見てるけど
CD買ってないしライブにも行かない。
みたいな人を(ある一定数)切り離すのやむなし。
そういう判断だったんじゃないかな、と。

反論あればその分、擁護派も出てくる振り子打法。
そして反論されても1円もマイナスにならない代わりに
擁護派は更なる課金をしてその応援に参加できる、と。

やっぱり大人の考える事は理にかなっているなぁ。

で、この話をフンフンと読んでいる時に
「バンドのいつまでも居座る名曲問題」を思い出した。

つまり、「この曲がスキ!」と言って
遊びに来てくれたお客さんが居るゆえに
新曲が増える毎に毎回のセットリストを悩む。
やっぱりこの曲はやらないと…みたいなやつ。

それでそういう曲に限って初期の曲だったりする。
フレッシュな気持ちで一番得意な事を詰め込んだ
バンドで最初に出来た!みたいな曲。
それって大体にして名曲だったりする訳です。

僕はこれが新曲を生むペースを遅くして
既存曲のアレンジの可能性を殺して
バンドのマンネリに繋がると思ってるんですよね。

切り捨てる訳じゃないけど
みんなの期待をあえてそらして
新しい曲を量産する体制をとらないと
やっぱりバンドは緩やかに死んでいくと思うのです。

俺たちはファンクラブを作る前に新曲作ろう。

そうそう、そんな事を思い出したのでした。

じゃ、四谷で。