今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

寄席ギグ5日間おわりました。

無事に5日間、終わりました。
ご来場頂いた皆様ありがとうございました。

f:id:boone428:20180110140251j:plain(乱雑天国のお芝居に最後、参加させてもらった)

 

そもそも寄席ギグってなんだろ?って話をすると
複数日、同じ出演者が同じ場所でライブするって事に
俺が異常な憧れがあるというのがスタート。
リハ後にみんなでご飯食べて、いざ本番という流れも憧れ。

「1つの夜を皆で作る」

っていうライブハウスの大前提がココある!と信じて
開催を決めたわけであります。
出演者も5日間のスケジュールを抑えられてしまう訳で
なかなかに負担が高い。

あわせて店の売り上げという面でも
毎回お客さんがくるのか?って不安だらけ。
楽しい企画なのは間違いないんだけど
そういう所で負荷が高いイベントでした。

まだ2回目のイベント。
当然イベントのお客さんなんてものは存在しないし
各出演者だって毎回毎回来てくれる熱心な
お客さんが100人単位でいる訳じゃなく。

それでもやっぱりやりたいな、って思うのは
次が見えるからなんです。

ライブハウスに遊びに来て色んな出演者が見れて
楽しいと思ってくれたお客さんの「次」

5日間色んなやり方を試して
試行錯誤してきたバンドの「次」

出演者に寄り添って仕事をするっていうのを
強制的に感じることになったスタッフ達の「次」

その「次」ってのが見えるのって
本当に大事だな、と思うのですよ。
という訳でわがままを突き通してしまいました。

 

・工藤ちゃん

珍しいピアノ弾き語りスタイル。
おぼつかないピアノと言葉が混じる感じが
丁寧というかちぐはぐというか。
それが楽曲の不安定な部分と心に刺さる部分を
さらに表面化していたよう。
本人は全然納得していなかったようだけど。
最終日、エモい気持ちを一切拒否して
毎日のライブがこういう気持ちでなくちゃいけない!と
宣言した姿は非常にかっこよかった。

 

・渡部俊介

前日に引き続きバンドスタイル。
やはりエモい気持ちを拒否していながらも
まさかのアコギ弦を2本切るというエモさ。
僕も1曲混ぜてもらった。
後半、弦が切れてろくな音が出ないアコギを
引きながら歌う顔とメロディーに
一皮むけた感を感じてたのは俺だけだろうか。
あれを毎回やって欲しい!!と勝手に思う。

 

・乱雑天国

最終日なのでネタばれ。
初日から通してやってもらった演目は
2028年、今から10年後の四谷アウトブレイクが舞台。
しかも閉店当日の楽屋が舞台でした。
最終日に演奏する弾き語り、アイドル、お笑いの人と
解体業者が織り成す笑いと涙のコメディー。
店長役のヨシケンさんが僕にそっくりで
初日から兎に角心震える舞台でした。
アウトブレイクに普段来ているお客さんに向けてという
劇団の気合のいれようが感じられる。
だってある程度自分たちのお客さんを無視してる訳ですから。
その心意気含め、とても感激。
最後の最後に僕も乱入させてもらっちゃった。

 

・MUYOKU

入りから声の調子が悪すぎて、今日は
ギターだけにしようか悩んでるという相談。
俺はどっちでもいいんじゃないですか?と
そっけなく返事。ステージの上の事は本人が決めればいい。
始まったら思いっきり歌いまくってて笑った。
ガラガラの声と搾り出すような声が交差して
曲も初日から四日目を総括するような選曲。
最終日バイアスもかかりまくってるけど
今までで一番よかった。客席からの拍手も
熱がこもった拍手のように感じました。

 

・音のくひとりかふたり旅

前日の完全なる覚醒を経て、この日は
5分毎に出演者とセッションというラストっぽい内容。
これも前日に決めてのリハ無しぶっつけ本番。
最後にふさわしいお祭り騒ぎで盛り上がった。
自分の形をこの5日間で完全に掴んだ実感は
見ている側も十分に感じることができて嬉しい。
次、普通のイベントに出てもらえる日が楽しみだ。

 

・きしぱん

5日間のうちの3日間、まかない担当で来て頂きました。
非常に贅沢な使い方をした訳ですがから揚げ、美味しかった。
こうやってイベントの趣旨を汲んでくれて協力してもらうの
本当に感激してどうやって恩返ししたら良いか。。。


きしぱんさんに限らず、アウトブレイクでFOODを出してくれる皆さまは
本当に売り上げだってそんなにないのにいつも優しい。
そこに甘えることなく、色んな面白い現場を一緒に踏みたいよな。

お客さんを楽しませる、出演者を楽しませる
スタッフを楽しませる、は殆ど一緒。
どれかが欠けるとバランスを崩す。
そんな事を切に思った五日間。


さて、肝心の数字はどうだったのかというと
正直言えば赤も赤でした・・・
なんとかチョメチョメして最低ラインまで回復させる。

自分が信じる面白い事をやる時に
お金が必要ならば喜んで払う気持ち。
その分を他で稼ぐしかない。
バンドだってそういう気持ちで店借りたりするもんな。

ただ、これが正解じゃないのは承知している。
じゃあどうすりゃいいのか。
今年1年、次の為に色々とバランスとってかないと!

あ~ほんと商売向いてない!!!!!!!!!!!!!

でも行くべき方向とその先の光だけは
十分にみえています。
負けないぞえ!!!

じゃ、四谷で。