今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

2011年3月 ロザンナ インタビュー全文掲載

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アウトブレイクオープン当初からエンターテイメントな

ロックンロールバンドとして活躍してきた彼等。

フジロックルーキー出演等、ライブハウスで活動するバンドとして

確実にキャリアを積み重ねていたが一昨年突然の休止。

そして去年丸一年後の活動再開。

改めて話を聞いてきました。バンドマン必見な深いお話です。

インタビュー佐藤boone学

■よろしくです、今日は活動休止~再スタートの話を聞きたいんですけど、我々

も長い付き合いですよね。

大浪:だってアウトブレイクは出来た頃からお世話になってますもんね。

■出会いはラママでしたもんね。懐かしい(笑)活動休止明けの復活ライブが下

北屋根裏が去年のいつ頃でしたっけ?

大浪:9月25日に休止して、丁度1年後の9月25日に復活して。丸一年ですね。

■その1年間はスタジオワークを主に?

大浪:最初はなんか、ライブをやって走り続けてきたんで一度立ち止まって考え

てみたいよね。っていうのがまずあって。1回ライブを止めてみて自分 達の本

当にやりたい音楽がなんなのか?ってところがあって。もちろんロザンナ好きで

やってたんですけど、ロザンナらしくっていうのを凄く意識して やってたんで

すよ。

■それは凄く解りますね。あの頃のロザンナは「ロザンナ節」ってありましたも

んね。

大浪:それを意識するがあまり、それが本当に自分達のやりたい事なのか?っ

て。一度振り返って考えてみようよと。で、休止してまず最初にそれぞれ で曲

を作ってみようよと。その期間を設けて。その間は全然メンバーとも会わなかっ

たですよ。

■それはどの位の期間でした?

阿野:一ヶ月位ですね。で9月に休止して10月の間はお互い曲を作る期間とし

て。それまで俺ばっかりが作ってたから。とりあえず一回メンバー全員 自分の

中の表現をしてみたいって話で。

大浪:なにがやりたいのか?っていうのを見つめなおしたかった。

阿野:で、ちゃんと曲を作るだけじゃなくて歌も歌いつつ、ギターも弾いて二人

とも練習してきてて。

大浪:その期間本当にメンバーとも会わなくて、集まる時も自分達をちゃんと見

つめなおしてロザンナの事も一回考え直して。変な話そこで「俺のやり たい事

ロザンナじゃないな」と思ったら別に来なくていいよと。絶対集まらなきゃいけ

ないって感じじゃなかった。だけど集まってくれたんでよかった んですけど。

スタジオもデモテープとか録音するの難しいじゃないですか?だからスタジオ

入ってメンバー二人に向かって弾き語りですよ(笑)

■うははははは

大浪:超緊張して(笑)

阿野:緊張したよね。ナミ君のやつは1つは忘れたけど、1つはみんな世の中白

か黒かはっきりしすぎだって。灰色があってもいいじゃないかって歌を 持って

きて。タケダ君はなんかネコを飼い始めてたんだっけ?

竹田:ネコは関係ないんだけどね。

阿野:でもなんかフレーズでニャーニャーニャーニャーいう曲持って来てて。

竹田:それレゲエだったよね。

■新しい(笑)

阿野:今まで二人の作ってる世界だったりとか、全然知りもしなかったし聞いた

事もなかったから「こういうのを作ってくるんだな」って。新しい発見 があり

ましたね。

■ライブ活動を一度止めよう、見つめなおそうって言った時ってバンドの状況は

そんなに悪くなく見えたんですよ、僕には。キャリアも順調に重ねて て。

竹田:どちらかというと新しいテーマが欲しかったんだよね。それまでのロザン

ナって一貫したテーマの下にやってたんだけどだんだん価値観も変わって、曲

に気持ちをを込められない瞬間があったりとかして。

■そこには葛藤というか、このままじゃやばい感がありました?

竹田:どちらかというと現在進行形の状況よりももっと先の事

をプランニングするようにしていきたかったの。今までロックバン ドって

「今だ!今だ!」って叫び続けるけど、だけど凄い先の未来のプランニングを立

てるようになったの。だからこの休止期間でテーマを新たに生み 出すにあたっ

て今までのロザンナ固定観念を一度一掃しなきゃいけなかった。それには時間

が必要だったんだよね。

■それが1年という時間を経てがらっとかわりました。サポートギターリストの

加入もありましたし。新体制の手ごたえはしっかりありました?

阿野:うん、まぁ今も俺が歌を作って曲もある程度作ってて。でもアレンジはさ

らにギターが一人増えたりもあって突き詰めているんだけど、昔は絶え ずライ

ブを楽しくするっていうのに重点を置いていて。でもなんかもっとそれだけじゃ

ないなにかを残したいなって。その部分で何が出来るんだろ う?ってその部分

を活動休止して考えて、改めて再始動して。そこをうまく表せてるんじゃないかと。

■これ一番聞きたいことだったんですが、あそこまで変わると以前のロザンナ

好きだったお客さんの反応とかは考えました?

大浪:正直言うと個人的には休止前の段階でロザンナらしさを意識するあまり楽

くない瞬間があるんじゃない の?って。で、そこを休止して解消したくて。

凄くたくさんの話をメンバーでもして。

休止して復活した時に、色んなテーマを考えていて。ギターも もっと詰めてい

こうとか童謡ってテーマ面白いんじゃない?とか。それはもう正直自分達が悩ん

で見つけ出した自信があったんで、今までのロザンナが 好きだった人が嫌いに

なりましたってなってもそれは正しい反応なんじゃないの?って自分達で変わろ

うと思って変わったわけだししょうがない。

■それはたしかに。

大浪:でも今の音楽でより曲も聞かせたいし、お客さんも増やしていこうって。

そういう考えだから、今までのお客さんのことを考えてない訳じゃない けど今

の僕達を見て欲しいっていうのがありますね。これも初めてじゃないんですよ。

昔CLUB DEADってバンドだった時は3連の跳ねた曲とかしかやってなくて。その

時好きだった人はロザンナになってロックンロールのテイストが入ってくると離

れて くんですよ。だからやることが変わるっていう事にはあんまり抵抗がない

んです。

竹田:でもそんなに変わってないよ。

■いやいや、結構変わりましたよ(笑)

竹田:時間が経ちすぎて久しぶりだったから、1年ぶりにあったらちょっと変

わったねって思うじゃん(笑)

大浪:さっきアノっちがいったみたいに曲つけて歌詞書くのって正直その時々の

アノっちの好みがもろに出るんですよ。だから別にまた変わるんなら変 わって

いけばいいし。

■これから色んな要素が加わっていうきそうですね。今までと違う手ごたえを感

じてると思うんですがどのあたりです?

阿野:今までと一番違うのが、歌詞に対してのもっとこう自分の感情を美味く表

現できるようになったかなと。今までだと恋にちなんだ歌が一番ばっち りあっ

てたんだけど、さらにもっと自分の感情をだすんだったらこれじゃダメだなって

いうか、出したいなって。だから今はもっと弱さをだせるように なった。昔は

不器用さだったりとかが上手く出せたんだけど、今はそれ以上に心からくる弱

さ、欲望とか日々思ってる事を自分の曲で表現できれば。

■より内面に?

阿野:内面にも向かってるし、「孤独の惑星」って曲があって。それは今のイン

ターネットの儚さとか切なさを歌った曲で。それが昨日新宿で反抗予告 の事件

あったじゃないですか。本当は人と接するのが嫌なくせして、なんでネットの世

界ではわざわざ嫌いな人と接したがるんだろうって。昨日の事件 を見た時に俺

が表現してる悲しい出来事だなって思ったんですね。今起こってる出来事をうま

く曲で表現できればなと。

■やっぱりドロッとしましたよね。うん。

阿野:明るくはなってないです(笑)

大浪:自分達から出てきたなって感じなんですよ。今まではアノっちが作った曲

に対して僕等がなにを出来るかっていう感じだったけど、その休止期間 を経た

事により僕達3人のやりたい事が今やってる感じなんだなって。だからアレンジ

とかも昔に比べてどんどん意見いうようになったし。今までだと アノっちこう

いうアレンジあんまり好きじゃないなとか、いつもこういう感じだからって所を

あえて「リズムパターンからかえてみようよ」みたいな。 結構根底から覆る事

があるよね。やりたい事やれてない感って最悪じゃないですか。せっかくやりた

いことやりたくてバンドやってるんだから。今はす ごくやりたい事やってるっ

て実感があるので、それだけで世界観うんぬんの前に休止してよかったなって思

いますよ。

■その期間あってだからですもんね

大浪:休止したときにメンバーで色々言い合って。自分個人での幅をもっと広げ

ていきたいねって話をして。アノっちはソロをがんばって、俺も色んな バンド

やって。それがあるから良くなったと思うんですよ。そこでやったことをロザン

ナに持ち帰ってこれるというか。

竹田:自分の長所を底上げする事によってそれはおのずと集合したときにいい結

果をもたらすって事だよね。

■いいですね。身になった休止期間を過せてたようですね。あの頃、うちのオー

プンから出演して貰ってるバンドで今もちゃんと活動してるバンド少な いです

もん。

阿野:ウチラに関しては続けるべきだ!ってやってる訳じゃないけどね。

大浪:個人的に言えば続ける事にそんな意味はないと思うんですよ。結果的に続

いたって事で。だから続ける事が大事っていうのはちょっと違うと思う んです

よ。嫌ならやめればいいし。でも結果続いたっていうのは大きいと思いますよ。

竹田:俺達もいつでも辞められるもんね。去年末とかそうだったけど、年間のプ

ランと目標数値を持って年をまたいだ段階でそれに向かって動いてい て。秋以

降のビジョンっていうのが決まっていて。おのずとそれに向かって時間が進んで

いくからモチベーションは下げる訳にはいかないから。多分辞 めていくバンド

はそれがないんだよ。

大浪:去年4年後の目標をたてたんですよ。それを達成させる為にはその前の年

ではこうして~ああして~っていうのを考えて、今やってます。

■その目標って聞いていいんですか?

大浪:それ恥ずかしいんですよね。ナ・イ・ショです。

阿野:あはははは。

竹田:目標は、「金稼ぎが全てじゃないっ」てセリフを堂々と言う為に音楽で金

を稼げるようになる事。

大浪:音楽やっててお金の事を言うのはかっこ悪いみたいな、「金じゃねーだ

ろ」って。それは解るんですけど。だって音楽で飯くいてーじゃんって。 だっ

たら真剣に考えようよって。他人まかせにするくらいなら、自分達でやるよっ

て。自分達にできるのはライブだから。ライブはなくならないと思う んですよ。

■うんうん。今、そういった形でライブで稼ぐビジネスモデルって正しいような

気がしますよ。

大浪:とにかく休止前とは同じ状況にはしたくなかったんですよ。やるなら絶対

良いライブをしたいし、イベントするなら意味を持って生きたいし。 ニュース

というか。

■僕も1年間の目標を立ててるのをバンドにはオススメしてますね。

大浪:あとはタケダさんがライブハウスで働きだしたのもでかいかな。今はロザ

ンナのライブプランも竹田さんが仕切ってくれてて、適任だともうし。

■たしかにスタッフじゃないと解らない事もありますしね。Outbreak!と

MISSION’Sのブッキングマネージャーがこうしているのも不 思議な感じもします

が(笑)ではラストに一言お願いします!

阿野:3月は6周年記念ということで、新しいロザンナをみせつけてやるんで!!

大浪:ある意味アウトブレイクってホームみたいなとこあるんで、共に年を重ね

ていきたいですね。

竹田:このROXY TOWNのご愛読お願いします!

ロザンナの宣伝じゃない(笑) ありがとうございました!