映画は観るのが苦手だ。わざわざ窮屈なイスに座って
2時間近くも沈黙を強要され、ビールも満足に飲めず
トイレに行く事も禁止され、2000円近い金をとられる。
それなら畳でゴロゴロと飲んだくれて小さい画面で
いいじゃないかと思う。トイレにいくのも冷蔵庫へ行くのも
自由だ。おまけに途中で止めたっていい。
だからせっかくの休日に映画に行こう!なんて
考えが理解できなかった。心が狭すぎるんだろう。
で、これだ。
映画「未来を写した子どもたち」
11/22から銀座スタートで上映されるそうだ。
2004年にアメリカでアカデミー賞かなんかを受賞して
色々あってやっとこさ今年日本で劇場公開との事。
水道橋博士の日記
http://www.asakusakid.com/diary/0810-ge.html
10/25の日記に詳しい事が書いてあるので
読んでみるといいかもしれない。
ま、何が言いたいかというと自分の恵まれない環境と
もっと恵まれない人の環境を比較対照として
自己満足して考えたフリして今の日本に生まれて
ラッキー!とか思っててどうすんだと。
だからといって「恵まれない環境の人達を救う」運動を
スタートさせるかっていったら実際やらないからね、多分。
それでもこの映画は映画館で観てみようかしらと
思ったんであります。そう決めたのは町山氏のこの一言。
「子供時代は、ファンタジーであり、
世の中に妖精や王子やお姫様がいると信じられる時代なんだ。
でも、それを与えられる子供たちは人類史のなかでもレアで、
世界のほとんどの子供達には少年時代すらないんだ」
がーん!ですよ。少年時代すらない少年!
とにかくこの映画を観なくてはいけない気がするんです。
そういう気分になったって事はこのタイミングで見ろってこと。
いつまでもあると思うな、俺とライブハウス。
佐藤でした。