今夜、四谷の地下室で。

ライブハウス四谷アウトブレイク店長が日々起こる事やバンド活動についてなど色々書いてます。

エンドレス夏休みの自由研究

適材適所。当たり前の事だけど、ここ数か月この言葉を意識する事が多い。スタッフの配置にしてもそうだし、バンドがどこのライブハウスを選ぶのか、お客さんがどこの店に遊びに行くのか。適材適所、コロナ前からずっと言い続けていた『お客さんはライブハウスをガンガン選んでよい』という意見がより現実的になっている。いいのか悪いのか。



野獣のリリアン 〜360°映像LIVE配信~『三百六獣度』

こないだの生配信がまさにソレだ。技術的には超新しい訳ではないのだけど、360度生配信ライブを野獣のリリアン完全協力のもと開催した。評判がとっても良くて安心した…


360度ライブ、360度画面のMVは演出が重要だ。普通のバンドがやったところでなにも面白くないんだもの。お客さんがグリグリ回転させて好きな場所を見る楽しみがないと成立しない。

今回その点では大量のメンバーがカメラを囲んで動きまくるという構成で、お客さんがそれぞれの楽しみ方をしてくれて成功でした。ありがたい。





みんなたくましい。楽しむセンス高すぎだろ。


技術的な事を言えば今回の配信は機材も全部野獣技術チームが持ってきてくれたので我々はLANケーブルを差し出し、高品位な2mixを渡せばよいだけ。カメラもスイッチャーもいらない…あれ?人件費めっちゃ浮いたぞ…

そういう意味でも大人数バンドにはかなり有効な手段なのでは?と思いました。まだまだ発見がある。終わって欲しいような、欲しくないような夏休みの自由研究はまだまだ続く。


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じゃ、四谷で。



お財布は空っぽ、心は満タン。

すり減る精神とは裏腹に目の前の仕事や未来の約束が俺を奮い立たせてくれる。ありがたい事だ。先日LOFTの大塚さんも言ってたがこの時期にライブハウス店員の悩みの一つが『決まっているイベントの告知しづらい問題』である。

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http://hor-outbreak.com/detail_2838.html




感染者数で一喜一憂する世界と日々高まる感染リスク、それぞれの正義に経営判断、やり方、見せ方etc。。。それらを主催者と意見交換をしてよし!これだ!!と告知をする。バンドも主催も勇気のいる行為だと思う。「やるのかよ!!!」って批判も当然にあるし、この状況下でどういう判断を下すのか。表現者としての姿勢も世界中にはっきりみせなくちゃいけない。大変な事だ。



いつだって俺を救ってくれるのは未来の約束だけだ。


新しい試みをこのタイミングで遊び尽くす大人達に助けられている。



楽しいをお金に変えていくよ。それが俺達の仕事だ。



こないだ下北に映画を見に行った。ずっと見たかったけどスルーしてしまっていた作品。ライブハウス店員こそ外の世界を知るべきなのに、俺達はいつだって目先の忙しさを言い訳に内にこもってしまう体質だ。だからこそこうやって俺を街に連れ出してくれるエンタメと人はありがたい。



アニメーション映画『音楽』コメント予告編 2020年1月11日(土)全国公開!


ああ、俺はライブハウスを始めたあの時の気持ちをこの映画で体験した。思い出したんじゃなくて体験した。映画館を出て下北の街を歩いてご飯食べてそのままライブハウスに遊びに行った。お財布は空っぽ、心は満タン。

じゃ、四谷で。